【技能試験対策】簡単なリングスリーブサイズ・マークの選定方法

リングスリーブ選定技能試験対策
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第二種電気工事士技能試験での電線接続では

リングスリーブ接続と差込みコネクタ接続があり、

リングスリーブ接続の場合、

接続する電線の太さ・本数により、

使用するリングスリーブのサイズと、

圧着工具でリングスリーブを圧着する

刻印マークが決まっています。

適切なサイズのリングスリーブを使用し、

適切なマークで圧着しないと、

重大欠陥となり、一発不合格になってしまいます。

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リングスリーブのサイズの選び方

リングスリーブのサイズは

大・中・小と3種類あり、

第二種電気工事士の技能試験で使われるのは

中・小の2種類。

電線の太さは、

直径1.6mm・2.0mmの2種類。

この接続する電線の本数・太さにより、

使用するリングスリーブ

を選定しなくてはいけません。

まず、電線の断面積を覚えます。

1.6㎜の電線の断面積は2.0㎟

2.0㎜の電線の断面積は3.5㎟

で、接続する電線の断面積の合計が、

8㎟以内であれば、小サイズ、

8㎟超・14㎟未満であれば、中サイズ

14㎟以上は大サイズを使用します。

第二種電気工事士の技能試験では

小か中の2種類しか使用しませんので、

接続する電線の断面積合計が8㎟以内かどうかで

容易にリングスリーブのサイズを

選定する事ができます。

電線の断面積の2.03.5

合計が以内かどうか。

この3つの数字だけ覚えておけば

技能試験には不自由しないと思います。

テキストによっては、

接続する電線の太さと本数の組み合わせで

無理やり丸暗記するような方法もありますが、

組み合わせが8種類あり、

暗記量が多いので、

暗記量の少ない

断面積で覚える方法をお勧めいたします。

リングスリーブ圧着マークの選び方

選び方というほどのものでもないのですが、

1.6×2本のみの接続の場合は1.6×2小で圧着。

マークは○です。

それ以外の小スリーブは で圧着。

マークは小です。

中スリーブは で圧着。

マークは中になります。

表にするとこの様になります。

断面積合計使用スリーブ圧着マーク
1.6 2本のみ
8㎟以下
8㎟超

 リングスリーブ選定例

1.6mm2本と2.0mm1本を接続する場合。

断面積2.0×2本+3.5×1本=7.5

8以内なので小スリーブを選び、小で圧着。

1.6mm3本と2.0mm1本を接続する場合。

断面積2.0×3本+3.5×1本=9.5

8超えなので中スリーブを選び、中で圧着。

という具合です。

どうしても覚えられない、覚えるのが面倒な場合

最悪、覚えられないとか、

試験本番で緊張のあまり頭が真っ白になってしまった…

という場合、一々計算しなくても

支給されているリングスリーブの数と種類で判断できます。

中スリーブは使用しない問題もあり、あったとしても

問題に対して丁度使い切る、必要分だけ支給されます。

なので、中スリーブがあれば、

接続する電線の本数が

一番多い箇所に中スリーブを使用し、

残りの箇所に小スリーブを使用すればいいだけで、

計算しなくても容易に選定することができます。

2020年度の候補問題の場合

2020年度の候補問題で

リングスリーブの中が使用されるのは

NO.9・10・11の3問のみ。

候補問題No.9

平成29年度候補問題9

中スリーブが2個で

接続する電線が4本・3本・2本なので、

4本と3本の箇所に中スリーブを使用。

候補問題No.10

平成29年度候補問題10

中スリーブが1個で

接続する電線が4本・3本・2本なので、

4本の箇所に中スリーブを使用。

候補問題No.11

平成29年度候補問題11

中スリーブが1個で

接続する電線が4本・3本・2本・2本なので

4本の箇所に中スリーブを使用。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

とりあえず技能試験に合格するだけなら、

電線の断面積など覚えなくても、

一々計算しなくても、

1.6mm2本のみの接続は小スリーブで、

圧着マークは○。

だけ覚えておけばOKということになります。

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