電線の剥ぎ取りが出来る様になりましたら、
次は各器具への取付練習ですが、
その前にのの字曲げの練習をやりましょう。
隙間時間にでも出来る作業ですので、
スムーズに出来るようになるまで練習をお勧めします。
ランプレセプタクル・露出コンセントへの取付の際、
心線の輪づくり(のの字曲げ)をする必要があります。
平成29年度の候補問題ですと、
No.6に露出コンセント、それ以外の12問に
ランプレセプタクルがありますので、
技能試験に合格するには必ず習得しないといけません。
ランプレセプタクルへの結線
![]() | 外装を5cmストリップ。 露出コンセントの場合 4cm。 |
![]() | 絶縁被覆を2cm 残してストリップ 露出コンセントの場合 1cm残して |
![]() | 芯線が3mmくらい見えるように ペンチで挟み、 90度折り曲げます |
![]() | ペンチでつかんだまま、 〇部分を左手人差し指で ペンチ側面に沿わすように 押し上げます |
![]() | 押し上げた この〇部分はカットします |
![]() | ペンチでつかみ直し、 カットします。 |
![]() | 次に輪づくりですが、 この時点で左右、どちらを接地側にするか、 複線図を見て決めておいた方が、 電線接続時、作業し易くなります。 写真は左側が接地側と想定。 |
![]() | 1本づつの場合、 手前(体に近い方)から輪づくり すると作業し易いです。ホーザンP-958の先端でつまみ、 |
![]() | 巻きつけていきます。 出来るだけ先端を使用するのがいいです。 |
![]() | イメージとしては、 バイクのアクセルを握る感じでしょうか。
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![]() | もう1本も同様に |
![]() | バイクのアクセルのイメージで、 グッと手首をひねり、一気に行きましょう。 |
![]() | 極性に注意し、 台座に通して90度折り曲げます。 |
![]() | 180度広げます。 (ネジは外していますが、 |
![]() | 黒白、真ん中あたりを 上に折り曲げます。
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![]() | ネジ止めします。 この時、輪が小さすぎたり、 大きすぎる場合は微調整して下さい。 |
![]() | もう一方もネジ止めします。 |
![]() | 外装が台座の中に入っているか注意。 入っていないと軽欠陥になります。 写真は台座が欠けていますが、 試験でやると軽欠陥です。 |
![]() | カバーが閉まらない場合も軽欠陥ですが、 試しに強めに上に押し上げ、 カバーをしてみましたが、 普通に閉まりました。 |
![]() | ケーブルは親指を挟む感じで 折り曲げておくと良いです。 |
ランプレセプタクルの作業時間の目安は
2分30秒~3分以内くらいでしょうか。
私は半年ぶりくらいにやってみて2分34秒でした。
私はこの様なやり方ですが、
細かい所はこの通りでなくても良いかと思います。
輪づくりに関しては、
2本同時にペンチでやる方法もありますので、
お好きな作業し易いやり方で練習してください。
ネジの経ですが、
これはメーカーによって太さが違います。
技能試験で使用されるメーカーは
試験当日でないと、わかりません。
練習で使用していたメーカーと違うメーカーの
ランプレセプタクルが試験で出てくる事もあります。
ですので、
輪の微調整といっても1~2秒の事なので、
微調整はやるものと、思っておいた方が
本番で慌てなくてよかと思います。
慌てたり焦ったりすると、
ついうっかりミスとか
考えられないようなミスを犯す可能性があります。
それを防ぐには、やはり練習あるのみです。
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