電線の剥ぎ取りが出来る様になりましたら、
次は各器具への取付練習ですが、
その前にのの字曲げの練習をやりましょう。
隙間時間にでも出来る作業ですので、
スムーズに出来るようになるまで練習をお勧めします。
ランプレセプタクル・露出コンセントへの取付の際、
心線の輪づくり(のの字曲げ)をする必要があります。
2021年度の候補問題ですと、
No.6に露出コンセント、
それ以外の12問に
ランプレセプタクルがありますので、
技能試験に合格するには必ず習得しないといけません。
ランプレセプタクルへの結線
外装を5cmストリップ。
露出コンセントの場合 4cm。
絶縁被覆を2cm
残してストリップ
露出コンセントの場合
1cm残して
芯線が3mmくらい見えるように
ペンチで挟み、
90度折り曲げます
ペンチでつかんだまま、
〇部分を左手人差し指で
ペンチ側面に沿わすように
押し上げます
押し上げた
この〇部分はカットします
ペンチでつかみ直し、
カットします。
次に輪づくりですが、
この時点で左右、
どちらを接地側にするか、
複線図を見て決めておいた方が、
電線接続時、作業し易くなります。
写真は左側が接地側と想定。
1本づつの場合、
手前(体に近い方)から輪づくり
すると作業し易いです。
P-958の先端でつまみ、
巻きつけていきます。
出来るだけ先端を使用するのがいいです。
イメージとしては、
バイクのアクセルを握る感じでしょうか。
もう1本も同様に
バイクのアクセルのイメージで、
グッと手首をひねり、一気に行きましょう。
極性に注意し、
台座に通して90度折り曲げます。
180度広げます。
(ネジは外していますが、
試験では付いてますので外します)
黒白、真ん中あたりを
上に折り曲げます。
ネジ止めします。
この時、輪が小さすぎたり、
大きすぎる場合は微調整して下さい。
もう一方もネジ止めします。
外装が台座の中に入っているか注意。
入っていないと軽欠陥になります。
写真は台座が欠けていますが、
試験でやると軽欠陥です。
カバーが閉まらない場合も
軽欠陥ですが、
試しに強めに上に押し上げ、
カバーをしてみましたが、
普通に閉まりました。
ケーブルは親指を挟む感じで
折り曲げておくと良いです。
ランプレセプタクルの作業時間の目安は
2分30秒~3分以内くらいでしょうか。
私は半年ぶりくらいにやってみて2分34秒でした。
私はこの様なやり方ですが、
細かい所はこの通りでなくても良いかと思います。
輪づくりに関しては、
2本同時にペンチでやる方法もありますので、
お好きな作業し易いやり方で練習してください。
ネジの経ですが、
これはメーカーによって太さが違います。
技能試験で使用されるメーカーは
試験当日でないと、わかりません。
練習で使用していたメーカーと違うメーカーの
ランプレセプタクルが試験で出てくる事もあります。
ですので、
輪の微調整といっても1~2秒の事なので、
微調整はやるものと、思っておいた方が
本番で慌てなくてよかと思います。
慌てたり焦ったりすると、
ついうっかりミスとか
考えられないようなミスを犯す可能性があります。
それを防ぐには、やはり練習あるのみです。
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